幸せとは

幸せとは

 

幸せとは、星が降る夜と眩しい朝が繰り返すようなものじゃなく、

大切な人に降りかかった雨に傘をさせることだ。

 

back numberの名曲「瞬き」のサビです。

ご存じの方も多いかと思います。

 

たしかに、苦しい状況に追い込まれている大切な人に寄り添う、

そういった自分の存在意義を感じる瞬間こそ、幸せを実感する場面でしょう。

傘をさせるような大切な人がいること自体、とても幸せなことですよね。

 

社会人1年目の筆者は、幸せとは何か、日々考えています。

 

まず、この「瞬き」でも歌われているように、

自分にとって大切な人がいることも、幸せを形成する一つの要素でしょう。

 

しかし、それだけで必ずしも「幸せ」とは限りません。

また、大切な人がいなくても「幸せ」になれます。

(back numberさんに反論するつもりはありません)

 

以下、私なりの「幸せ」の解釈を長々と述べます。

 

結論から言うと、「幸せ」の条件は、「今が幸せ」であることです。

 

では、どうすれば「今が幸せ」なのか。

その条件は、「今やりたいことをやっている」ことです。

 

大原櫻子さんの「Glorious morning」という曲の歌詞に、

 

   「やるべきこと」ことは

   今日は横においといて

   「今、やりたい」ことだけをやろうよ

 

という部分があります。

 

なんて素晴らしい歌詞でしょう。

 

とはいっても、一生やりたいことだけをやって暮らせるほど、

現実の社会は甘くありません。

 

筆者も社会人1年目で、サラリーマン生活を送っていますが、

「今やりたいこと」は、たいてい土日にやるしかありません。

(あるいは、ずっとできないままです)

 

〇〇屋の寿司を食べに行きたいとか、

〇〇県に旅行に行きたいとか、、、

 

「やりたいこと」をやるには、時間とお金に余裕がなければなりません。

 

「一生布団で寝ているだけでいい」という人も、

食費や住居費など、お金は最低限必要になります。

 

となると、「幸せ」には、

「お金」や「時間」という要素が深く結びついている気がしますね。

 

「お金」を生み出すものは基本的に「仕事」です。

「時間」を生み出すのも「仕事(労働環境)」です。

 

つまり、「どう働くか≒どう生きるか」となります。

 

就活を控えている学生の方は、仕事について考える前に、

「どう生きるか」考えてください。

 

 

落合陽一さんが、よくおっしゃっている、

「ワークアズライフ」という考え方もアリだと思います。

 

仕事自体が生活。だから、残業などという概念がない。

どこからが労働時間でどこからがプライベート、という考えではなく、

常に仕事であり、生活をしているという考えのようですね。

 

 

一方、「仕事は仕事 プライベートはプライベート」と、

完全に分離して考える人もいます。

 

金を稼ぐために働き、その金で余暇を楽しむという考えですね。

この考え方も、現実をよく捉えていますし、アリですね。

 

 

さあ、ここで、原点に戻りましょう。

 

テーマは「幸せとは何か」です。

 

上記の二つの例で言うなら、

おそらく「幸せ」を日々感じているのは前者でしょう。

「ワークアズライフ」ですから、常に仕事をしているようなものですが、

「仕事=苦」という発想がありません。

 

「やりたいこと」を「仕事」にしてしまっているのです。

 

私は、国民的アイドルグループ「嵐」のファンですが、

「嵐」の仕事は本当にやりがいもあって、楽しそうだなあと思っています。

ただ、相当お忙しいとは思いますが。。。

でも、テレビであのメンバー達のイキイキした姿を見ると、

「幸せ」であることは間違いないでしょう。

 

「嵐」の例は極端でしたが、

かの堀江貴文さんも、やりたいことをやって生活をしている人ですし、

スポーツ選手や、美容師、動物園の飼育員なども、

労働時間は長くても、仕事自体は楽しそうです。

(楽しくなくても、やりがいは相当ありそうです)

 

以上が「ワークアズライフ」の人の例でした。

 

一方、そうでない人もいますね。

というか、ほとんどの会社員はそうかもしれませんね。

 

私も、ワクワクして入社したものの、

やはり「仕事は嫌なもの」になってしまっています。

 

人生の大半は仕事をしている時間ですから、

「仕事=苦」になってしまうと、

「人生=苦」になってしまいそうで怖いですよね。

 

その分、土日にゆっくりしたり、目一杯遊んだりしますが、

どうしても仕事のことが頭をよぎり、

心からの「幸せ」は手に入れづらい状況です。

 

これが、今の日本の悪い風潮だとも思っています。

 

まあ、日本の問題点を話し始めると、

終らなくなるので、おいといて。

 

「仕事は嫌なもの」という状況の中で、

「幸せ」を手に入れるには、

 

①環境を変える

②自分の価値観を変える

 

の二つの方法しかありません。

 

①環境を変える

については、

 

転職や部署異動などによって、

本当に自分がやりたいことを仕事にすることです。

「ワークアズライフ」に寄っていくのです。

 

ただ、収入や余暇の時間が失われるリスクは覚悟しなければなりません。

 

②自分の価値観を変える

については、

 

今の仕事に意味付けをして、何かしらのやりがいを

強引にでも見出すという方法。

 

あるいは、仕事は苦しいが、

それを上回るくらい「お金(給料)」に価値を見出す方法です。

 

ある意味、自己暗示ですよね。

 

とくに家庭を持つ方は、この考えがあてはまるのではないでしょうか。

 

人生の大半が「仕事」という「苦」の時間であっても、

家に帰って、子どもの顔を見ると「幸せ」になれる。

子どもを一人前に育てるためになら、

いくらでも頑張って「お金」を稼ぐ。

 

そういった「誰かのために」という気持ちがあれば、

「やりがい」はもたらさせるでしょう。

 

(ただ、それで「仕事=楽しいもの」

になる保証はありませんが)

 

 

 

以上、長々と「幸せ」について述べてきましたが、

 

「幸せ」の定義は人それぞれです。

 

でも、一日のうちで

「幸せ」を感じる瞬間が全くないのなら、

 

それは「幸せ」ではないと思います。

 

 

正直、私自身、今「幸せ」なのか、

よくわかりません。

 

それほど難しいテーマです。

 

でも、

 

社会人1年目の私が、

この文章で伝えたかったことは、

 

苦しみの先に、必ず幸せが待っているわけではない。

 

ということです。

 

 

今しんどいことを頑張ったら、将来楽になれる。

そんな神話は忘れてください。

 

いい会社に入っても、うつ病になる人がいます。

 

高給取りでも、自殺する人がいます。

 

だから、

毎日を楽しむのが一番です。

 

人一倍がんばる義務はありません。

 

自分が成し遂げたいことがあるなら、

それに向かって自主的に頑張りましょう。

 

「お前は努力が足りん!」などと言ってくる人がもしいても、

「自分は自分」なのです。

 

「自分なりに」頑張りましょう。

 

そして、日々を「幸せ」で彩りましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。